そんなことを考えながら発信を続けていると、隣の席のおばさんが口を出してきた。
「そんなゆっくりした話し方じゃ失礼でしょう。相手は慶応大学の学生さんなんですよ」
電話は偏差値の高いところから順にかけていくらしく、慶応大学が終わると中央大学や法政大学になり、それが終わると日本大学や駒沢大学になった。
それにともない笑われることもなくなった。それが話し方を速めたせいなのか、偏差値の違いからくるものなのかはわからなかったが、これが採用連絡における受け答えの本来の姿だろう。学生の中には採用を保留する者もいる。
「たいへん光栄なのですが、お返事は少しお待ちいただいてもよろしいでしょうか?」
「さきほどお伝えした番号におかけいただき、そのようにおっしゃっていただければ大丈夫です」
「じつは連絡を待っている会社がほかにもありまして。そちらの結果が出てから、きちんとお返事したいと思います」
「わかりました。お電話お待ちしております」
連絡も終わりに近づくと、大学の偏差値は50を切り、40台になった。
そのレベルの大学の学生は電話を待ち構えているのか、午前中でも留守番電話(※5)になることは少なかった。
この外資系証券会社は、慶応大学クラスの学生にとっては内定して当たり前の会社なのだろう。面接の雰囲気に慣れるためだけに受けている学生もいるのかもしれない。
しかし、偏差値で胸を張れない学生にとってメリルガン証券は、勝ち目がないと思っていた難関大学出身者と同じ土俵で競えるチャンス(※7)なのだ。
(以下より一部抜粋)
http://president.jp/articles/-/57048
2022/05/12(木) 00:29:28
2022/05/12(木) 00:29:57
2022/05/12(木) 11:14:55
2022/05/12(木) 00:30:14
2022/05/12(木) 00:30:47
2022/05/12(木) 00:31:38
2022/05/12(木) 00:32:11
2022/05/12(木) 00:34:18
2022/05/12(木) 00:32:11
2022/05/12(木) 00:32:30
2022/05/12(木) 09:49:44
2022/05/12(木) 00:32:46
2022/05/12(木) 00:36:40
2022/05/12(木) 00:39:26
2022/05/12(木) 00:35:37
2022/05/12(木) 00:39:51
2022/05/12(木) 00:46:08
2022/05/12(木) 01:17:01
2022/05/12(木) 06:57:10
2022/05/12(木) 00:35:53
2022/05/12(木) 06:45:26
2022/05/12(木) 00:36:45
2022/05/12(木) 00:39:49
2022/05/12(木) 00:41:03
2022/05/12(木) 00:58:27
2022/05/12(木) 00:38:49
2022/05/12(木) 00:41:39
2022/05/12(木) 00:44:15
2022/05/12(木) 00:44:37
2022/05/12(木) 00:49:40
2022/05/12(木) 03:03:13
2022/05/12(木) 07:09:50
2022/05/12(木) 08:51:08
2022/05/12(木) 09:25:31
2022/05/12(木) 10:36:10
2022/05/12(木) 13:41:49