1977年生まれの良子さんの幼少期は、「発達障害」という概念が一般的ではなく、治療法は皆無だった。
■息子のあまりの泣きっぷりに、自宅に警察官が来た
(略)赤ちゃんの頃からすごく泣く子で、癇癪かんしゃくもひどくて。
一般的な育児書を読んでも、しおんはその通りにいかないんです。“こうやったらこうなりますよ”というのが全然通用しないんです。育児書は全部捨てました」
「4歳差で下の子が生まれたのですが、しおんは癇癪、下の子は“多動”(落ち着きがなく動き回る)で脱走犯。施設から『来るのは週2回にしてください』と言われました」
良子さんは漢方薬を処方された。
良子さんの病状にもテキメンに効いた。
「服薬しだしてから気持ちが落ち着くようになりましたし、フラッシュバックがすごく減りました。5年経った今でもその漢方を飲んでいます。絶対に服薬しないとダメなわけではありませんが、飲まないと完璧主義なところが強くなったり、フラッシュバックで気持ちが落ち込んで不安定になったりすることがあるので……」

一昨年、なんと良子さんの夫までも発達障害であることが判明したという。
「『しおんにはこういう言い方をしてね』と主人に話しても、すぽっと記憶が抜け落ちるんです。何回話しても、初めて聞いたみたいな顔をする。それでしおんに対して、同じような怒り方をしてしまう。後藤先生に相談すると、おそらく発達障害だと思うから薬を試してみよう、と。これは漢方ではなく、発達障害に対する西洋の治療薬です。主人に服薬させると、劇的に効きました。よく話を聞いてみると、これまでも仕事で物忘れが多くて困っていたようで……。それが服薬によって思い出せるようになって仕事がスムーズに進むようになったそうです」
発達障害の人同士、無意識に惹かれあう面があるのかもしれない。夫婦で発達障害、同じ職場に発達障害の人が複数いる、というのはほかの取材でも聞いた。
良子さんも「発達障害の人とか、それっぽい人が好き」と明言する。
「ずっと会話が続くんです。なんの違和感もなく、気を使うこともなく。こっちが言ったことも理解してくれるし、向こうが言ったことも理解できる。話していて楽しい」
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編集元: なぜ生きづらいのか、やっとわかった…自分も、夫も、2人の息子も「発達障害」と診断された45歳女性の告白