
昨年の夏、娘のところに2人目の子ども(私にとっては孫ですね)が生まれました。産後はひと月ほどわが家で娘と孫2人をあずかり、帰ってからは今度は私が娘の元に通い、上の孫の幼稚園のお迎えを買って出ることに。少しでも娘の回復の手助けになればと、張りきっていたのです。
そんなある朝、熱もないのにどうしてもつらくてベッドから起き上がれませんでした。「娘のところに行かなくては。孫を迎えに行かねば」と思っているのに。そのときふと、娘からの手紙を思い出しました。
それは5年前、結婚披露宴でもらった手紙です。そこには、私たち夫婦への感謝の言葉のあとにこう書いてありました。
「これからはどうか、お母さん自身のために生きてほしいです」
とても嬉しいと同時に、少しだけ複雑な気持ちになりました。私は十分好きなことをして、自分のために生きているつもりだったのに、娘に心配をかけていたのかもしれないと。
そう気づいて、横になったままLINEを送りました。「ごめん、今日は行けそうにない」と。よい母でありたい、娘に寂しい思いをさせてきた分をここで取り戻したい、この思いでがんばりすぎているとわかったからです。「了解! お大事にね。こっちはなんとかするから大丈夫よ」と娘からはすぐ返事が。その日の様子も、あとで報告してくれました。
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私と同じようにバブル時代に就職し、結婚した人は、よい母でありたいという気持ちがあるいっぽうで、自分の時間も欲しいと願う人が多かったのではないでしょうか。私のように、どちらもとがんばって苦しくなり、自分を見失ってしまう人もいらしたかもしれません。
年齢を重ねていくこれからは、「子どものために」という気持ちはあっても、身体が追いついてこないことが増えてくると思います。私の場合は、自分のキャパシティを知らず、欲張りすぎたのかもしれません。でも、無理をすれば、いずれどこかで反動がきます。自分のことを守りつつ、力を加減して子どもと関わっていく。そのほうが、細く長くいい関係でいられると思います。
私はもうがんばらないことにしました。心を軽くして前を向き、明るい気持ちで、母としてだけでなく、ひとりの女性として生きていきたいです。きっと娘も、そのほうが安心するでしょう。
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編集元: 50代、「よい母」でいることを卒業。きっかけは結婚した娘からの手紙